棕櫚 (しゅろ)
細長い葉柄の先に手のひらを広げたような葉があり、その葉に隠れるように花が咲いています。
実がなると、鳥が食べ、種を運び、繁殖します。
種が芽吹くと、地面から一枚の葉がでてきます。この葉がどんどん増え手の平のようになり、十分葉が大きくなってから幹が地上に表れます。
この幹が地上に表れてから生長は早く、樹高が5mをこえるような大きさに育ちます。
最近、手入れがされていない雑木林に目立つようになってきています。ヤシの仲間ですが、耐寒性があります。
幹は固い繊維に囲まれ、たわしや縄(しゅろなわ)に利用されます。
また、葉を編んだ工芸品もあるようです。