鬼百合 (おにゆり)Tiger lily
オレンジ色の花びらに黒い斑点が。
この花の色や形から赤鬼を連想させることから鬼百合と名付けられた。
下に向いて咲き、花びらが反り返って咲いていて、雄しべが下に突き出している。
花が俯いて咲く様子を天蓋にみたて、テンガイユリとも言われる。
鱗茎は干して百合(ひゃくごう)という生薬となる。鎮咳、解熱、利尿などの薬効がある。
種子ができず、茎の中程から下の方につく珠芽(むかご)で繁殖する。
鬼百合よりも葉の幅が少しせまい近縁種の小鬼百合(こおにゆり)は、「珠芽(むかご)」がない。
珠芽(むかご)